【ケース1】 離婚請求棄却
依頼者Y 60代女性
相手方X 70代男性
Yさんは,夫のXさんから離婚を求められました。
離婚調停では話がつかず,とうとうXさんから離婚訴訟を提起されました。
Xさんは調停段階から弁護士に依頼していましたが,Yさんは一人で対応しました。
訴訟を起こされるに至って,限界を感じて相談に来られました。
Xさんの挙げる主な離婚原因は,悪意の遺棄でした。
Xさんは持病があるのに,Yさんは何も気をつけることなく,Xさんが息子と一緒にあざ笑っているなどという事実が,訴状には書かれていました。
私は,2人の自宅を訪問し,家庭の現状を確認しました。
そして,全く遺棄の事実などはないこと,Yさんには婚姻継続の意思が固いことなどが確認できました。
Xさんは持病により判断能力が落ちていること,病気のためドクターストップがかかった事をYさんが抑止することが気に入らない,というのが事件の真相のようでした。
当初,裁判官は離婚をしたうえで,金銭的に調整する和解を見据えていたようですが,上のような事実を証拠によって立証することにより,請求棄却の判決を得ることが出来ました。
その後,関係は修復され,現在も夫婦関係は上手くいっているようです。
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